香港旅行を計画している時に気になるのが、香港のフリーWiFi事情。
「香港のフリーWiFiって、実際にどのくらい使えるの?」
「旅行中はフリーWiFiだけで何とかなるかなぁ?」
タビノススメでは、2018年7月に香港空港など幾つかの場所で無料WiFiの実地調査を行ってきました。
この記事では、その現地調査の様子をお伝えしたいと思います。
香港の無料フリーWiFiはどこにあるの?
香港のフリーWiFiはけっこう充実しています。
空港、カフェ、ファーストフード、大型ショッピングモール、ホテル、公共施設、バスや地下鉄(MTR)などなど、無料WiFiを提供しているところはたくさんあります。
ただ、WiFiは飛んでいるのにインターネットが使えなかったり、接続方法がよくわからないこともあります。
日本人が利用することの多そうな場所いくつかに行ってみました。
香港国際空港のフリーWiFiを使ってみた
まずは日本人がほぼ必ず通過すると思われる、香港国際空港のフリーWiFiを試してみました。

香港国際空港にあったフリーWiFiの案内
SSIDは「#HKAirport Free WiFi」です。

香港国際空港のフリーWiFiのSSIDを選択
スマホのWiFi設定画面で「#HKAirport Free WiFi」をタップすると、

利用規約の画面
このような感じの「利用規約に同意しますか?」というページが出て来ます。
そして、「Agree and Continue」を押すとインターネットが使えるようになります。
言語の選択肢は英語、中国語繁体字、中国語簡体字の3種類だけです。日本語はありません。
LINEやインスタも使えました。特に速度が遅いと感じることはなく、快適に使えました。
ただ、少し時間が経つと、いつの間にか接続が切れていて、もう一度「利用規約に同意しますか」というページに飛んで、「Agree and Continue」を押して、という作業を繰り返さないといけないのがめんどうでした。
でも、空港に着いてすぐネットが使えるのはありがたいですね。
スタバでフリーWiFiを使ってみた
次に、スターバックスのフリーWiFiを試してみました。香港はあちらこちらにスタバがあります。
香港は暑いし、歩き回って疲れてくるとついつい入ってしまいますよね。

暑い香港でスタバはいい休憩場所
フリーWiFiといっても、スタバの場合は何かを買わないとWiFiは使えません。
レシートにフリーWiFiを使うためのパスワードが書いてあります。「Activation Code」の横の英数字の羅列がパスワードだったんですが、ちょっと見つけるのが大変です。そして、利用できる時間は30分。ちょっと短いですね。当日限り有効です。

レシートにWiFiのパスワードが書いてある
まず、スマホやタブレットのWiFi設定画面でSSID「StarbucksHK WiFi」をタップします。

スタバのSSIDを選択
パスワードを要求する画面が出てきたら、「啟動密碼」という入力スペースにレシートに書いてあったパスワードを入れます。
それから、下にある「同意及連接」というボタンをタップするとネットが使えるようになります。
この画面も表示は中国語か英語です。日本語はありません。
「Unsecure Network」。…iPhoneさんに「セキュリティー保護されていないネットワーク」とか言われると若干不安になりますが、とりあえずネットは使えます。
インスタなどを使っていて、特に問題は感じませんでした。
他の場所ではフリーWiFiにつないでも、なぜかネットが使えないことがあったんですが、スタバはだいたいどこでも大丈夫でした。
香港のショッピングモールの中でフリーWiFiを使ってみた
大型のショッピングモールの中でもフリーWiFiが提供されていることがあります。
尖沙咀のHarbour Cityというショッピングモールの中にある無印良品の店のWiFiを試したのですが、ここも30分の利用制限がありました。

無印にもフリーWiFiがある
SSIDを選択すると、自動でこのような「利用規約に同意しますか」というページが表示されます。「I agree(同意します)」にチェックを入れて、「Connect(接続)」ボタンを押せばネットが使えるようになります。
他のショッピングモールでもだいたい同様のステップで接続ができます。
ただ、だいたいどこも中国語か英語表示のみです。
香港フリーWiFiは快適・便利に使える?
ここで紹介したのはほんの一部ですが、香港には無料WiFiスポットがたくさんあります。
無料WiFiのメリット: とにかく無料!
無料WiFiの良いところは費用がかからないことですよね。
時間制限があっても、とりあえずちょっとインターネットが使いたいときに利用できるのは助かります。
ただし、スタバや他のカフェのように、店の利用者しか使えないところもけっこうあります。
無料WiFiのデメリット①: 英語がわからないとちょっと手こずるかも
大抵の場所は、SSIDを選択し、「利用規約に同意する」をタップするだけで接続ができます。事前に申し込みをしたり、何か設定をする必要はありません。
日本でも無料WiFiを使ったことがある人には、それほど難しくないと思いますが、英語が苦手な人はちょっとハードルが高いと感じるかもしれませんね。
無料WiFiのデメリット②: WiFiにはつながったのにインターネットにつながらないことがある
香港国際空港やスターバックスはスムーズにインターネットが使えました。インスタもLineも特に問題ありませんでした。
それでも、フリーWiFiが提供されているいろいろな場所によってはWiFiにうまくつながらなかったり、WiFiにはつながったのにインターネットにつながらないことがありました。つながっても速度が遅くて使えないということもあります。
それなりに使えることもありますが、無料WiFiに速度や安定をあまり期待しない方がいいと思います。
無料WiFiのデメリット③: WiFiスポットを探さなければならない
今写真を投稿したい、ちょっと地図が見たい、周辺のレストランを検索したい、と思ったときにフリーWiFiが周辺にちょうどあるとは限りません。どこに無料WiFiスポットがあるのかよくわからないこともあります。
ネットが必要なときにすぐ使えないのはちょっと不便ですね。
無料WiFiのデメリット④: 移動しながら使えない
フリーWiFiは提供されているその場所でしか使えないので、移動しながらネットを使うことはできません。
限られた香港での滞在時間の中、ネットを使うために行動が制限されるのはちょっともったいないかなと思います。
無料WiFiのデメリット⑤: セキュリティーが不安

セキュリティーがちょっと不安なことも
無料で使えるのが便利なフリーWiFiですが、セキュリティー上ちょっと不安がありますよね。
今回、香港のいろいろなフリーWiFiを使ってみましたが、旅行中インターネットはほとんど使わない、という人向けのサービスに感じました。
旅行中もインスタやLINE、マップアプリなどよくインターネットを利用するなら、やはりレンタルWiFiを使った方が安心だと感じました。